自己紹介
このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。
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2019年7月14日日曜日
「スーリヤ」
スーリヤ
インド神話に登場する太陽神。スーリヤの頭髪は金色で、体は濃い赤色、3つの眼と4本の腕を持っている姿をしている。2本の手には蓮華を持ち、3番目の手で人々に祝福を授け、4番目の手でスーリヤを崇拝する人々を救済する。スーリヤは7頭の栗毛の馬が引く黄金の戦車に乗って、司法神ヴァルナが天空に準備した道を東から西へ駆ける。この黄金の戦車は極めて巨大で、9000ヨージャナ(1ヨージャナ=約7~9キロメートル)もの大きな戦車であった。この黄金の戦車には1年のそれぞれの月に応じて12の天の楽師や隠者、巨人達が順番に乗って天空を巡り、世界に季節のサイクルを知らせる。スーリヤの乗った黄金の戦車が天を駆けると、その姿は空飛ぶ鳥や天空の宝石とも例えられた。天駆けるスーリヤは全ての者に仰ぎ見られる神であり、またスーリヤは全てを見渡して世界を見守り、人間達の行いを監視する神であった。またスーリヤは人間や動物に生命を与え、光や知識を人間にもたらす神であった。人々はスーリヤによって目的を遂げる事が出来、仕事を成し遂げる事が出来るとされ、太陽神スーリヤは人間や動物、更には無生物の守護者であった。スーリヤは人間などに恩恵を与える一方、人間や動物達に害を与える悪魔達に破滅をもたらす。スーリヤは「リグ・ヴェーダ」ではインドラ、アグニと並び、三大主要神の一柱であった。スーリヤの出自には諸説あり、原初の巨人プルシャの目から生まれたとも、創造神ブラフマーの子供とも、天空神ディヤウスの子供とも、女神アディティの息子達アーディティヤ神群の一柱にしてインドラの兄弟ともされる。生まれたスーリヤは太陽神故に生まれた時からその全身は高熱を発しており、余りの熱さに母親に放り出された。後にスーリヤはトヴァシュトリ(ヴィシュヴァカルマン)の娘サンジュニャーと結婚し冥界王ヤマ、ヤミー、そして人類の始祖マヌをもうける。ところが妻のサンジュニャーは夫のスーリヤの発する強烈な光と熱に耐えきれなくなり、代理妻を作って置くと自分は雌馬に変身し、森に逃げ込んで隠れてしまった。最初スーリヤはサンジュニャーが置いた代理妻を本当の妻と思い込んでいたが、ある時代理妻が我が子であるはずのヤマに呪いの言葉を浴びせ掛けていた為、スーリヤは本当の妻でない事に気付き、スーリヤは雄馬に変身しサンジュニャーを見つけ出し連れ戻した。しかしサンジュニャーはスーリヤの熱に消耗していたので、再び妻に逃げられる事のないよう、妻の父親トヴァシュトリがスーリヤの熱と輝きの8分の1を削り取り、ようやくスーリヤの熱と光を弱める事が出来た。この時削り取られたスーリヤの熱と光から神々の様々な武器が作り上げられた。仏教では日天と呼ばれ太陽を宮殿とし、その中に住んでいる。日天は観世音菩薩の変化身の一つともされる。日天はジャヤとビジャヤの二柱を后とし7つの天体・七曜や流星などを眷属としている。日天は八方(東西南北の四方と東北、東南、西北、西南)を護る八方天に天地の二天と日月の二天を加えた十二天からなる仏法の護法善神「十二天」の一柱である。
出典:
Wikipedia
ゼロからわかるインド神話(イースト・プレス)
「世界の神々」がよくわかる本(PHP文庫)
魅力的すぎる世界の神々と神話(大和書房)
作者ひとこと:
スーリヤのデザインは、三つの目と四本の腕を持った姿に描きました。
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