自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2019年8月8日木曜日

「ブータ」



ブータ

インドの民間伝承などに伝わる、夜中に人間を食べる悪霊・吸血鬼の類。ブータナとも呼ばれたり、ヒンディー語ではブートと呼ばれる。事故死、自殺、刑死などで急死し、プレータと呼ばれる浮遊霊となった死者の霊は、死後11日目に跡取り息子によって供養されなければ家を守護する祖霊ピトリとなる事が出来ず、ブータになってしまい墓地で排泄物や腸を食べ、たまに知らないで近寄って来る生きた人間を騙して襲い、その人肉を喰らうようになる。ブータは人間に近付く時に人間に変化するが、その化けた人間は鼻声で話し、しかもその人間には影が無い為、識別出来る。ブータの性格は傲慢で、人の話に全く耳を傾けず、ブータに襲われた人間がブータから逃げる事が出来ても、その人間はやがて重病となって死んでしまう。また、ブータは人間に化けて旅人の邪魔をするだけの比較的無害な場合もある。人間達がウコンを燃やすとブータは人間に近づく事が出来無いとか、ブータに出会っても指を鳴らすとブータは逃げていくという説もある。仏教ではブータは「富単那(フタンナ)」と漢字で音訳された。富単那は四天王の眷属である八種の鬼族・八部鬼衆の一種で富単那達は広目天に眷属として仕えている。

出典:
Wikipedia
図説 幻獣辞典(幻冬舎)

作者ひとこと:
ブータのデザインは、お腹の膨れ上がった餓鬼の様な鬼の様な姿に描きました。

0 件のコメント:

コメントを投稿