小豆よなげ(アズキヨナゲ)
夜中に川原のほうから、ざっくんざっくんという音が聴こえてくる事があり、「小豆よなげが出た」などといわれている。音が聴こえて来るだけで、見に行ったりしても何もいないという。埼玉県皆野町などに伝わる。「よなぎ」は、川で水を使って小豆と泥などを選り分けることだという。聴こえる音については「しゃっ、しゃっ」という音だとも語られている。埼玉県越生町にも「小豆よなげ」という場所があり、おなじように音がすると語られてもいる。
出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)
作者ひとこと:
小豆よなげのデザインは、小豆の入った笊を持った、毛むくじゃらの妖怪の姿に描きました。
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