馬面な毒虫(ウマヅラナドクムシ)
茨城県大野村(現・鹿嶋市)の立原に伝わる。昔、馬が深い田んぼに落ちて死に、その霊がなったという毒虫。大量に発生して作物に大きな被害をもたらしたので、馬の霊を祀ったところ止んだという。一時期、祭礼をしなかったところ、毒虫が再び大発生したこともあったと語られている(「泣き祇園祭」)。6月15日の「泣き祇園」は、この馬の霊を悼むおまつりだと語られている。
出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)
作者ひとこと:
馬面な毒虫のデザインは、馬の頭を持った芋虫の様な姿をした怪虫に描きました。
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