自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2018年8月28日火曜日

「呂洞賓(リョドウヒン)」



呂洞賓(リョドウヒン)<呂祖(リョソ)、純陽真人、字:洞賓、号:純陽子、名:嵒(巌、巖、岩、または煜)>

中国の仙人で、八仙の一人。手に持っている法器「暗八仙」は剣。剣を背負った青年、或は中年の男性書生の姿をしている。794年(または798年)生まれで、母親が一羽の白鳥が室内に入る夢を見た後に、出生した。幼い頃から聡明であった。二十歳になっても、妻をとろうしなかった。出世を目指し、科挙を二回受けたが、落第してしまう。そんな時、居酒屋で一人の道士(鍾離権)と出逢い、修行の誘いを受けたが、出世の夢が捨て切れず断った。鍾離権が黄粱を炊く間、呂洞賓はうたた寝をし、夢を見る。科挙に及第、出世し良家の娘と結婚し、沢山の子供をもうけた。そうして40年が過ぎるが、或時重罪に問われ家財を没収され、家族は離れ離れになり左遷されてしまう。そこで目が覚めるが、まだ黄粱は炊けていなかった。俗世の儚さを悟った呂洞賓は、鍾離権に弟子入りを求めると、鍾離権から10の試練を課された。これを見事こなした呂洞賓は晴れて鍾離権の弟子となり、終南山で修行し、飛剣を飛ばし魔を退治する秘法や、雷雨を操る秘法を授かった。そして更に修行した後、仙人になった。後に民間信仰(後に王朝からも)神として、道教の寺院に奉られた。呂洞賓は民衆を助ける神と言われ、呂洞賓は民衆の災い全てを取り除くまで地上を歩き回り、民衆を助け続けていると言われ、主神として奉る廟も多い。

出典:
フランボワイヤン・ワールド
Wikipedia

作者ひとこと:
呂洞賓のデザインは、よく描かれる剣を背負った道士の姿にしました。

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