自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2019年1月20日日曜日

「マンモン」



マンモン<マモン>

マンモンは元々「富、財」を意味するシリア語に過ぎなかった。これが悪魔の名とされる様になったのは「新約聖書」の「誰も二人の主に仕える事は出来ない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなた方は神と富(マモン)とに仕える事は出来ない」の解釈に由来する。これを素直に読めば、富を追求してはいけないと戒めているに過ぎないが、敢えて字義通りに解釈し、神と対をなす悪の主として生み出されたのがマンモンである。マンモンはキリスト教の「七つの大罪」を司る七体の魔王級の悪魔達の中で5番目に重い罪の「強欲」を担当している。マンモンは金貨や財宝を貯めこむ強欲そうな人間の姿や、二つの黒い鳥の頭を持った人間の姿で描かれる。マンモンは堕天使の中で最も精神が卑しく、天使として天国にいた時ですら、神よりも黄金を崇めていた。堕天した後は地獄において、地中から金属や燃料資源を採掘し、サタンとその幕僚の居城となる万魔殿の建設に尽力した有能な堕天使でもある。そして、本来はそのまま眠らせておくべきだった地中の貴金属などの資源を利用するよう、人間を唆したのもマンモンである。

出典:
Wikipedia
図説 天使悪魔辞典(幻冬舎)

作者ひとこと:
マンモンのデザインは、二つの鳥の頭を持った、人間の姿の悪魔を描きました。

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