自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2020年12月30日水曜日

「ペフナン」


ペフナン<ペッナン>

マレーシアに伝わる妖怪の一種。このペフナンは大地のあらゆる所に出現する妖怪である。もし、このペフナンと出会ってしまうと、出会ってしまった者は、消化できるものなら何でもお構いなしに食べてしまいたい、という欲求に駆られてしまう。例えば、このペフナンと出会った次に、野生動物などを見つけてしまうと、「この野生動物を食べたい」という欲求に駆られてしまい、その者は狂った様に、その野生動物を追う。つまり、このペフナンと出会ってしまうと、その相手は食べ物に関して貪欲になってしまうわけで、時にはこの「食べたい」という欲求に駆られるあまり、その者は死者を貪り食ってしまう事もある。この様になってしまうのは、ペフナンの魔力によるものであると言われている。このペフナンの魔力を封じる事が出来るのは、祈祷師の持っている魔除けだけで、この魔除けを衣服から出ている身体の部分、例えば首や腕や手首などに巻きつけるとよい、と言われている。ペフナン自身は雑食で、時にはペフナン自身が人間を襲って食べる事もある。

出典:
妖怪世界遺産

作者ひとこと:
ペフナンのデザインは、頭と両手だけの三ツ目の鬼の様な姿の妖怪に描きました。

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