自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2021年9月1日水曜日

「黒色山精」


黒色山精(コクジキサンショウ)

密教仏教経典の「仏説灌頂七万二千神王護比丘呪経」の巻第八では、舎衛国(しゃえいこく(古代インドのコーサラ国にあった首都「舎衛城(しゃえいじょう)」の事))の祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん(コーサラ国の首都「舎衛城」にあった寺院「祇園精舎」の事))において仏陀が、人々を悩ませ害する鬼神の威力を除く為に、「摩尼羅亶大神呪経」というお経の読み方を教えている。その経典の中には多くの鬼神達の名前が含まれており、この経典の中の鬼神の名前を呼べば、名前を呼ばれた鬼神達は人々を害する事が出来なくなるという。黒色山精も、この経典の中に名前が記されている人々を悩ませ害する鬼神達の内の一つである。黒色山精は、山・渓谷に棲む山精の内に入っている山精である。黒色山精の性質は記されていないが、名前がそのまま、この山精の行動や容姿を表すのだろう。

出典:
Wikipedia
幻想動物の事典

作者ひとこと:
黒色山精のデザインは、黒い剛毛を生やし、周りに四つの目、中央に口がある姿の妖怪に描きました。イラストの黒色山精は、山中を一本足で跳ねる様に移動し、体から生えた五本の触手は物を掴んだり、獲物を捕らえる時に使うイメージです。

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