自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2021年9月26日日曜日

「愁憂山精」


愁憂山精(シュウユウサンショウ)

密教仏教経典の「仏説灌頂七万二千神王護比丘呪経」の巻第八では、舎衛国(しゃえいこく(古代インドのコーサラ国にあった首都「舎衛城(しゃえいじょう)」の事))の祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん(コーサラ国の首都「舎衛城」にあった寺院「祇園精舎」の事))において仏陀が、人々を悩ませ害する鬼神の威力を除く為に、「摩尼羅亶大神呪経」というお経の読み方を教えている。その経典の中には多くの鬼神達の名前が含まれており、この経典の中の鬼神の名前を呼べば、名前を呼ばれた鬼神達は人々を害する事が出来なくなるという。愁憂山精も、この経典の中に名前が記されている人々を悩ませ害する鬼神達の内の一つである。愁憂山精は、山・渓谷に棲む山精の内に入っている山精である。愁憂山精の性質は記されていないが、名前がそのまま、この山精の行動や容姿を表すのだろう。「愁憂(しゅうゆう)」とは「心配などで心を痛めること。憂えること」という意味である。

出典:
Wikipedia
幻想動物の事典
国語辞典オンライン

作者ひとこと:
愁憂山精のデザインは、中央に考えて悩んでいる様な顔の人面があるクモヒトデの様な姿の妖怪に描きました。イラストの愁憂山精は、山中の川の大きな岩の下などに沢山びっしり群れてくっついているイメージです。

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