自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2022年1月7日金曜日

「バクナワ」


バクナワ

フィリピンのセブ島に伝わる神話に登場する神。バクナワは、龍神にして冥界神である。バクナワは巨大な口を持つ大きな海龍の姿をしており、その体の大きさは湖程もある。赤い舌と髭、エラがあり、また2対の翼ももっている。この翼は1つの翼が大きくて、もう片方の翼は小さい。この2対の翼の色は灰色で、翼はバクナワの体の下側に生えている。このバクナワは月食を引き起こす原因であるという。神話によると、空を明るくする為に、天空神「バサラ」が7つの月を創った。その7つの月を見たバクナワは、月が飴玉の様に見えて美味しそうだったので、海中から現れて空を飛び、口を大きく開けて、7つの月の内、6つを飲み込んでしまった。飲み込まれた6つの月はバクナワの体内で溶けて行った。残る1つの月をバクナワに飲み込まれる事を防ぐ為に人々は笛や太鼓を鳴らして、最後に残された月をバクナワが食べる事を止めた。この時、人間達に見られたバクナワは恥ずかしくなって海中へと戻って行った。この様な出来事があった為バサラは、たった1つだけ残った月に竹藪を植えて、その月の輝きを封じ込め、バクナワに見られないようにする措置をした。しかし、それでも竹藪の影が無くなった時は、月が満月に戻る。バクナワは月が満月の時で、かつバサラが眠っている時を見計らって、海中から飛翔し、月を食べようとする。その度に下界の人々は楽器を奏でてバクナワを追い払っている。

出典:
Wikipedia
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作者ひとこと:
バクナワのデザインは、魚の鰭の様な翼を持った海龍の姿に描きました。伝承通り、片方の翼は大きく片方の翼は小さく描きました。

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