自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2019年9月11日水曜日

「方相氏」



方相氏(ホウソウシ)

中国や日本で大晦日(旧暦12月30日)に宮中で行われていた年中行事「追儺(ツイナ)」に出て来る神。方相氏は追儺の行事を執り行う者であり、同じく追儺を執り行う「儺人(ナジン)」達と「侲子(シンシ)」達がおり、侲子達は方相氏に従っている者達である。追儺は鬼(疫鬼や疫神)を払う儀式であり、追儺の「儺」という字は「はらう」という意味があり、方相氏を「大儺(タイナ、オオナ)」、侲子を「小儺(ショウナ、コナ)」とも称して彼等は疫鬼や疫神達を払う存在である。方相氏は四つの目を持った四角い仮面を被り、玄衣(黒い衣)に朱の裳(モスソ)を着用し、その上に熊の皮を被っている。右手に戈(ホコ。矛)、左手には大きな楯(タテ)を持っている(時には鬼を斬る大きな刀を持っている事もある)。方相氏はこの様な武器を手に持ち、疫鬼や魑魅魍魎を追い払う。日本では方相氏は天皇、親王、太政大臣の葬送の際、棺を載せた車の先導を務めた。日本では9世紀頃から追儺の儀式が変化しだし、追儺の儀式中、目に見える存在として登場する事はない疫鬼などの鬼を追う側であった方相氏が、逆に目に見える鬼として追われる様な形に儀式が移り変わっていた。室町時代の公卿、一条兼良(イチジョウカネヨシ)が記した「公事根源(クジコンゲン)」などの文献で方相氏を「鬼」であると表現している点からも、方相氏は日本の宮中儀式の中で「鬼を払う者」から「鬼」へと役割が変わった。

出典:
Wikipedia
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作者ひとこと:
方相氏のデザインは頭に角が生え、手に鬼を斬る刀を持った鬼神の姿に描きました。

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