自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2023年7月17日月曜日

「大戸日別神」


大戸日別神(オオトヒワケノカミ)(オホトヒワケノカミ)

「古事記(こじき)」において、国土を生み終えた「伊邪那岐命(イザナキノミコト)」と「伊邪那美命(イザナミノミコト)」が、「石巣比売神(いわすひめのかみ)」の次に生んだ神。「石土毘古神(イワツチビコノカミ)」から始まる、住居に関する六神を総称した「家宅六神(かたくろくしん)」の一柱に数えられる。家宅六神の三番目。家宅六神は、家屋の成立までを順序だてて系列的に語るものと解され、家の材料や建築作業を神格化した家の守り神である。戸とあるので、家の出入り口の守り神だろうか。「戸」を「処」と見れば、居所の神かもしれない。大戸日別神の名義について、大した意味はない、と解説している本もある。

出典:
古事記注釈 第一巻(ちくま学芸文庫)
日本の神々 完全ビジュアルガイド(KANZEN)
図解 日本神話(新紀元社)
東洋神名事典(新紀元社)
新版 古事記 現代語訳付き(角川ソフィア文庫)

作者ひとこと:
大戸日別神のデザインは、手に剣を持ち、大きく見開かれた目で睨みつけ、家の外から入ってこようとする魔を家の中に入らせない、家の守護神というイメージで描きました。

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