ストリュモン<ストリューモーン>
ギリシア神話に登場する神の内の一柱。このストリュモンは、海神「オケアノス」と女神「テテュス」の間に生まれた子で、トラキア地方(バルカン半島南東部)のストリューモーン川(現在のブルガリアとギリシャを流れるストルマ川)の河神である。またはトラキア地方の王であるとも言われる。ストルマ川、またはストリモナス川の名はトラキア語の「ストリュモン」に由来するが、これはインド・ヨーロッパ語族で「流れ」を意味する語からきている。トラキア王が川で溺死したという伝承にちなみ、ギリシア神話で「ストリュモン」とは河の神、ないし溺死したトラキア王の名を意味した。前3世紀の古代ギリシャには、これにちなむ人名「ストリュモン」も全国的にいた。河神ストリュモンは、「ムーサ」あるいは「エウテルペー」、「カリオペー」、「テルプシコラー」、「クレイオー」との間にトロイア戦争の英雄「レーソス」をもうけた。またおそらく「オリュントス」と「ブランガス」をももうけた。「ネアイラ」との間には娘「エウアドネー」が生まれた。ストリュモンはまた、戦神「アレス」によって「トラッサ」を生んだ「テレイネー」の父でもあった。またストリュモンの別の娘「ロドペー」は海神「ポセイドン」によって「アトス」の母になった。
出典:
Wikipedia
作者ひとこと:
ストリュモンのデザインは、冠をかぶった魚の姿の河神に描きました。
0 件のコメント:
コメントを投稿