自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2022年7月27日水曜日

「カプリコーン」


カプリコーン<カプリコルヌス>

ギリシア神話やローマ神話に登場する半獣半魚の姿をした幻獣、または神獣。カプリコーンは、上半身は山羊、下半身は魚という姿をしている。「カプリコーン(カプリコルヌス)」という名前はラテン語「山羊(caper)」と「角(cornu)」の合成語で、「角のある山羊」つまり雄山羊を意味する。「カタステリスモイ(星々や星座の神話的な起源を、ヘレニズム期の解釈で語ったアレクサンドリアの散文)」が引くエピメニデスの説では、牧神「パーン」がオリュンポスの神々とともに、ティターンの神々と戦った際に、貝殻を法螺貝の如く吹き鳴らしたところ、ティターン達はその轟音にパニックを起こして潰走した。そのため、「ゼウス」がその戦功を嘉して星座(「やぎ座」カプリコーン、カプリコルヌス)とした。下半身が魚であるのは、パーンが魚と化して海に潜り、貝殻を手に入れた際の姿であるという。しかし一般の説では、ある時、ナイル川の岸辺で神々が宴会を開いていたところ、突然、怪物「テューポーン」が現れ、それに驚いた神々は動物に姿を変えて逃げた。笛を吹いて神々を楽しませていた、山羊頭のアイギパーン(パーン)はナイル川に飛び込んだところ、慌てていた為に、上半身は山羊でナイル川の水に浸かっていた下半身だけが魚という姿になってしまった。その姿を見た神々は、こぞって笑いものにした。ゼウスは、上半身が山羊で下半身が魚のパーンを空に差し上げ、星座(やぎ座)にしたのだと伝えられている。

出典:
Wikipedia(「カプリコルヌス」のページ、「やぎ座」のページ)
幻想世界幻獣事典(笠倉出版社)

作者ひとこと:
カプリコーンのデザインは、山羊の上半身と魚の下半身を持った姿の幻獣に描きました。

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