自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2018年6月1日金曜日

「何仙姑(カセンコ)」



何仙姑(カセンコ)

中国の女仙で八仙の一人。手に持っている法器「暗八仙」は蓮の花。何仙姑は唐代の武則天のときに、広州の増城県にある雲母渓にいた何素の娘で、生まれたときには六本の髪の毛が生えていた。十四、五歳のとき夢に神人が現れて「雲母の粉を食べなさい。そうすれば身体が軽くなって不死となるだろう」と言われた。明け方、目が覚めると「神人は私を騙すはずがない」と雲母の粉を食べてみると、身体が軽くなった。ある日、渓谷で「李鉄拐」と「藍采和」に出会い、仙人になる秘訣を教わった。それからというもの、いつも山谷を行き来し、その姿はまるで飛んでいるかのようだった。毎日、朝に家を出ては暮れに戻って来て、山で採れる果物を持って帰り、母に渡した。母はどうしたのかと訊くと「ただ名山の仙境へ行き、女仙と道について論じ合っているだけです」と言った。しばらくすると、もはや生身の人間とは思えない超俗の雰囲気が出てきた。噂は広がり、武則天が使者を送って彼女を宮中に召し出そうとしたが、その途中で彼女は使者の前から忽然と姿を消した。武則天は臣下に国中を捜させたが、ついに会えなかった。何仙姑は武則天の死後、白日昇天したと言われるが、その後も五色の雲に包まれて姿を現すことがあった。

出典:
Wikipedia
フランボワイヤン・ワールド

作者ひとこと:
何仙姑のイメージは、美しいより可愛らしい女性の姿に描きました。神人に突然、雲母を食べろと言われて、信じて食べて仙人になった人なので、疑うことを知らず神と出会うようなところに、純真無垢な感じもイメージされ、そこを意識してみました。

0 件のコメント:

コメントを投稿