自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2018年6月27日水曜日

「張果(チョウカ)」



張果(チョウカ)<張果老>

中国の仙人で八仙の一人。手に持っている法器「暗八仙」は魚鼓。恒州の条山に隠り、近隣を歩き回り、数百歳を自称していた。則天武后に招かれ、山を降りた時に死に、死体が腐敗していたにも関わらず、後日その姿は発見された。張果老は白い驢馬に乗り、一日に数千里を移動した。休む時には、驢馬を紙の様に折り畳んで箱にしまい、乗る時には水を吹き掛けて元の驢馬に戻した。734年、玄宗は裴晤を使わして張果老を迎えようとしたが、また死んでしまった。裴晤は死体に向かって玄宗の意を伝え、張果老は息を吹き返した。玄宗は改めて徐キョウを送り、張果老は朝廷に出仕する事になった。張果老は玄宗に老いている事を問われると、髪を抜き歯を叩き割った。すると、すぐに黒髪白い歯が生えてきた。また、玄宗が娘を自分に嫁がせようとしているのを予言したり、酒樽を童子に変えたり様々な方術をした。食事は酒と丸薬だけしか摂らず、方術について問われると、いつもでたらめな回答をした。方術を行う者達にも彼の正体を見定める事は出来なかった。玄宗は高力士に相談し、張果老に毒酒を飲ませ、本当の仙人か見定める事にした。張果老は酒を飲んで「旨い酒では無い」と言い、焦げた歯を叩き落とし、膏薬を歯茎に貼って眠った。目を覚ました時には、歯は生え揃っていた。その為、玄宗は真の仙人と認め「銀青光禄大夫」と「通玄先生」の号を与えた。玄宗は、道士の葉法善に張果老の正体を問うた。葉法善は「正体を話すと言った瞬間に殺されるので、その後で張果老に命乞いを行って欲しい」と約束を取り付けた上で、張果老の正体が混沌が生まれた時に現れた白蝙蝠の精であると話した。言い終わると、葉法善は身体中の穴から血を流して死んだ。玄宗は張果老に冠を脱ぎ、裸足になって命乞いをした。張果老が葉法善の顔に水を吹きかけると、すぐに蘇生した。張果老は恒州に帰る事を願った為、詔により許された。742年、玄宗は再び召し出したが、張果老は急死してしまった。葬儀の後、棺桶を開くと死体は消えており、尸解仙になったと噂された。玄宗は、これを機に神仙を信じるようになった。

出典:
Wikipedia

作者ひとこと:
張果老のデザインは、正体が白蝙蝠の精だそうなので、よく描かれる張果老の姿で、人間の姿では無く正体の蝙蝠の姿で描きました。

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