自己紹介

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(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2018年6月9日土曜日

「虎力大仙(コリキタイセン)」



虎力大仙(コリキタイセン)

西遊記に登場する「三大仙」という三人の妖怪のうちの一人。虎力大仙は普段は本性を隠して仙人に姿を変えているが、本性は黄色い毛の虎の妖怪。三大仙は水不足に瀕していた「車遅国」を神々を使役して、風雲雷雨を呼ぶ「五雷法の術」により救い、国王から絶大な信頼を得て車遅国の国師になる。それからは、国王は国中の道士を優遇しつつ、反対に仏教を迫害するようになった。三蔵一行が車遅国を訪れた際、三大仙は三蔵を食べるため、三蔵一行に術比べを挑んだ。虎力大仙は三蔵と雨乞いの術比べをするが、孫悟空が天候を司る神々を威嚇し、四海龍王に根回しをしたため虎力大仙は敗北する。孫悟空と四海龍王を呼び出す術比べをするも、また負け、三蔵との座禅比べでも、やはり孫悟空が三蔵に助力したため負ける。虎力大仙はどうしても負けを認めたくないため、孫悟空に首を斬られても生き返る術勝負を挑む。先に孫悟空が首を落とされ、再生に成功する。続いて虎力大仙が首を斬り落とされるが、孫悟空が犬の分身を使って虎力大仙の首を奪い取り、川に流してしまう。首を元に戻せなくなった虎力大仙は命を落とし、死体も元の虎の姿に戻った。

出典:
Wikipedia

作者ひとこと:
虎力大仙のデザインは、冠を被り衣を着た虎の妖怪の姿に描きました。西遊記だと正体の虎を隠した仙人の姿だそうなので、正体をわかりやすくした感じにしました。

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