自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2018年6月16日土曜日

「九嬰(キュウエイ)」



九嬰(キュウエイ)

中国の神話や伝説に登場する怪物。「凶水」という北方にある川に棲んでいた。頭が九つある蛇のような怪物で、鳴き声は赤ん坊のような声をしており、水を吹き出し、火も噴くことも出来る。さらに人間を食べる。九嬰は天地が分かれたときに、深山大澤の中で陰陽の濃い気が交錯して生まれた。九嬰の各頭にそれぞれ命が宿っている。頭が一つでも生きていれば死なず、天地の霊気を集めることで復活する。帝「堯(ギョウ)」の命を受けた「羿(ゲイ)」が退治しようと対峙したとき、九嬰は九つの口を大きく開けて毒の火焔を吐き出した。さらに水も吐き出し、水と火の網を作り出した。この攻撃に流石の羿もたじろいだが、素早く弓を取り出して矢をつがえ、頭の一つに矢を放った。矢は頭の一つに命中したが頭の一つを射ても死なず、しかも瞬く間に治癒していった。羿は九嬰が九つの命を持っていることを知っていたので、この異様な様子にも慌てず今度は九つの矢を同時に放った。九つの矢は九嬰の九つの頭全てに命中し、同時に頭部を破壊するという離れ業をやった。これにより九嬰は遂に力尽きた。

出典:
Wikipedia
プロメテウス

作者ひとこと:
九嬰のデザインは、九つの蛇の頭を持つ怪物にしました。さらに想像で、川からあがって逃げる人々を食べるために、速く動く馬のような胴体にしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿