自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2020年9月8日火曜日

「贔屓」



贔屓(ヒキ)

中国に伝わる伝説上の生物で、龍が生んだ九匹の子である「龍生九子(リュウセイキュウシ)」の内の一体。龍生九子は、それぞれ姿形も性格も異なっている。龍生九子は各々の性格に合わせた場所で各々の活躍を見せるが、親である龍になる事は出来なかったという。これを「龍生九子不成龍」と言う。また、兄弟でも性格が違う事を指して、この言葉を用いる事もある。龍生九子という言葉は古くからあったが、その龍が生んだ子が、どのようなものだったのかはずっと語られなかった。明の時代になると、その子が一体一体、様々な書物に記載されるようになったが、記載されている書物によって名前・順序が異なる。贔屓は亀の様な姿をしており、重い物を支えたり、背負ったりする事を好むと言われている。その為、贔屓の姿を象ったものは、石柱や石碑の土台の装飾として用いられる事が多かった。龍は、数多くいる子供達の中で特に贔屓を可愛がったと言われている。そこから贔屓の名は「贔屓(ひいき。自分の気に入った特定の事物に対し優遇、肩入れする事)」の語源となった。

出典:
Wikipedia
ピクシブ百科事典
よくわかる「世界のドラゴン」事典(廣済堂出版)

作者ひとこと:
贔屓のデザインは、背中に石柱を背負った、龍の様な頭をした巨大な亀の姿に描きました。

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