自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2021年3月29日月曜日

「キムンクル」


キムンクル

北海道を主な居住圏とする民族であるアイヌに伝わる神、または妖怪の一種。キムンクルは、山に棲む妖怪で、人間に似た姿をしているが一つ目である。また、このキムンクルは人間を食う妖怪である。このキムンクルは「ウェクル」とも呼ばれている。元々キムンクルは、巫女に憑いて神託を授ける神であったが、別名の「ウ・ェ・クル」が「お互いに食い合う人」という意味に捉えられてしまい、人食いの妖怪になってしまった、と言われている。また、日野巌著「日本妖怪変化語彙」では、「アイヌキムンクル」という項目があり、「山男で犬が吠える様な声を出し、煙草を好む」とある。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
キムンクルのデザインは、大きな口と巨大な一つ目(眼球)を持った姿の妖怪に描きました。

0 件のコメント:

コメントを投稿