自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2022年7月16日土曜日

「ミノタウロス」


ミノタウロス<ミーノータウロス>

ギリシア神話に登場する怪物、または魔物の一種。このミノタウロスは、クレタ島の王「ミノス」の妻「パシパエ」の子供で、牛頭人身の姿をした怪物である。神話によるとミノスは、クレタ島における王位に就いた後、クレタ島の統治を巡って、ミノスとその兄弟で争いが起きた。その為ミノスは、海神「ポセイドン」に祈り、神が支持している事の証として、美しい白い雄牛(一説では黄金)を送って欲しいと願う。後でその雄牛を生贄に捧げるという約束をミノスにさせた上で、ポセイドンは雄牛をミノスに与える。しかし、雄牛の美しさに夢中になったミノスは、ポセイドンとの約束を違え、別の雄牛を生贄としてポセイドンに捧げ、美しい白い雄牛は自分の物にしてしまう。これに激怒したポセイドンは、ミノスの后であるパシパエに呪いをかけ、パシパエが例の白い雄牛に性的な欲望を抱くように仕向ける。悩んだパシパエは、名工の「ダイダロス」に命じ、密かに雌牛の模型を作らせる。そしてパシパエは自ら、その雌牛の模型の中へと入って、白い雄牛に接近し、思いを遂げた。結果、パシパエは牛の頭をした子供・ミノタウロスを産む事となった。産まれた牛頭人身の子供は、[星]を意味する「アステリオス」と名付けられるが、後に[ミノス王の牛]を意味する「ミノタウロス」と呼ばれる。ミノタウロス(アステリオス)は成長するにしたがい乱暴になり、手に負えなくなる。そこでミノスはダイダロスに命じて[迷宮(ラビュリントス)]を建造し、そこにミノタウロスを閉じ込めた。そして、ミノタウロスの食料としてアテナイから9年毎に7人の少年、7人の少女を送らせる事とした。アテナイの英雄「テセウス」は3度目の生贄として自ら志願し、ラビュリントスに侵入してミノタウロスを倒した。脱出不可能と言われたラビュリントスだが、ミノスの娘「アリアドネ」からもらった糸玉を使う事で脱出する事が出来た。このミノタウロスは、ダンテの「神曲」では[地獄篇]に登場し、地獄の第六圏である[異端者の地獄]においてあらゆる異端者を痛めつける役割を持つ。

出典:
Wikipedia

作者ひとこと:
ミノタウロスのデザインは、牛の頭と人間の身体を持った姿の怪物に描きました。

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