自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2020年4月17日金曜日

「塗坊」



塗坊(ヌリボウ)

日本の長崎県壱岐地方に伝わる妖怪。塗坊は、夜の山道を歩いていると、山側から突き出てくる妖怪なのであるという。その山側から突き出てくる塗坊が、どのような形態の妖怪なのかは資料にも記されていない為、不明であるが、塗坊の出現する場所は決まっているのだという。柳田国男は、この塗坊を「塗壁」に似たものとして「妖怪名彙」に分類しているが、塗坊が記されている原典では塗坊がどのような形態の妖怪なのかは詳しく述べられておらず、何を根拠として塗壁と同類の妖怪とされているのかは不明。しかし一説では、塗壁も塗坊も、どちらも路上に出現する怪異である事、また名称が似ている事から塗壁の類話とされたのではないかとの説もある。昭和・平成以降の妖怪関連の文献では、塗坊は灰色の化け物であり、棒で叩くか、路傍の石などに腰をかけて一服しているとじきに消え去る妖怪である、などとの解釈もある。

出典:
Wikipedia(「塗壁」のページ)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
塗坊のデザインは、泥の塊の様な、ブヨブヨの肉の塊の様な姿の妖怪に描きました。

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