自己紹介
このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。
2020年4月28日火曜日
「クッシー」
クッシー
北海道東部弟子屈町にある湖、屈斜路湖に棲んでいるとされる怪物、または未確認動物。クッシーは体長10~20mで、丸い顔と長い首を持ち、背中にコブを持った、黒茶色の水棲の怪物であるとされている。クッシーという名前は、有名なイギリスのネス湖に棲息するとされる「ネッシー」に倣って名付けられた。この怪物は1973年から目撃証言があり、目撃証言以外にも、湖面の波紋などが幾つかの写真にも納められているが、依然として正体は不明とされている。1972年11月、湖畔の国道を車で走行中に湖の岸に向かって移動してくる、ボートを逆さまにしたような物体をドライバーが目撃。それ以前にも怪物の目撃情報はあったが、1973年8月、中学生40人程が藻琴山への遠足中に目撃した事が知られ、全国的にクッシーの存在が知れ渡る事になった。1975年7月5日午前9時半ごろ、林業を営む男性が馬を使って湖畔での木の切り出し作業中、馬が急に何かに怯え始めた為に湖面の方を見ると、50m程先に、馬の頭よりずっと大きい、銀色の目を光らせた焦げ茶色の頭が顔を出しているのを目撃。そのうちに、この怪物は湖に姿を消したという。1988年にはクッシーをモーターボートで追跡して15m程まで近付いたとする者が現れた。彼によれば、クッシーの背中はイルカの様な黒ずんだものだったという。1997年6月には、弟子屈の消防署員が砂湯の沖でクッシーを目撃。およそ100m程先の沖に、全長20m程あるグレーメタリックの怪獣が頭を水面から出していたという。この怪物には背鰭があって、ハモの様な帯状の身体がはっきり確認できたという。その他にも1972年~1997年にかけて多数の目撃情報や撮影したとされる写真があるが、2000年代以降は目撃される事がほとんどない。クッシーの正体として、首長竜の生き残り説、イトウ説、アメマス説などがある。また、屈斜路湖には様々な言い伝えが残されており、アイヌの伝説にも湖に住む巨大な蛇の話が伝わっており、この蛇に鹿が丸呑みにされたなどと伝わっている。また湖に住む巨大なアメマスやヒラメの伝承もあり、これら巨大な蛇やアメマス、ヒラメの伝承とクッシーには何か関連があるのではないかとも指摘されている。また、明治時代に本土からこの地へとやって来た開拓民も、現地のアイヌから湖の主の事を聞かされ、「もし、湖の主を見ても誰にも話してはならない。もし話してしまうと災いが起こる」と言われたという。その為、開拓民も屈斜路湖で「主」を目撃しても、見て見ぬふりをしてきたとされ、この地に地震が起こる度に屈斜路湖の主の祟りだと恐れたという話がある。このため、湖の怪物の存在はあまり外部に広まらなかったとされる。勿論、これがクッシーの事を指しているとは限らない。また、湖が凍ると湖面が割れる現象があり、これはクッシーの仕業ではないかと地元では言われている。これは「御神渡り(おみわたり)」現象と言われている。同様の現象は長野県の諏訪湖でも観察されており、これは神が通った跡と説明されている。湖面に出来た氷が収縮と膨張を繰り返すと、湖面に氷の山が出来上がり、一見すると蛇の様な形になって湖面を縦断する。屈斜路湖でも、砂湯から10kmに及ぶ長い「御神渡り」が観測された事もある。アイヌに伝わる湖の蛇伝説もこれから連想されたのではないかという見方もある。
出典:
Wikipedia
本当にいる日本の「未知生物」案内(笠倉出版社)
作者ひとこと:
クッシーのデザインは、背中に二つのコブを持った首長竜と龍を合わせた様な姿の怪物に描きました。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿