自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2018年5月6日日曜日

「源義経」と「滝夜叉姫」



源義経(ミナモトノヨシツネ)

平安時代末期の武将で、鎌倉幕府を開いた「源頼朝(ミナモトノヨリトモ)」の異母弟。河内源氏の「源義朝(ミナモトノヨシトモ)」の九男として生まれ、幼名を「牛若丸(ウシワカマル)」と呼ばれた。平治の乱で父が敗死したことにより鞍馬寺に預けられ、大天狗「僧正房(ソウジョウボウ)」から武術を仕込まれたという伝説がある。軍記物や伝説によると11歳(15歳説も)のとき、僧になることを拒否して鞍馬山を駆け回り、武芸に励んだ鞍馬山で天狗の面を被った落人から剣術の手解きを受けたとされている。武蔵坊弁慶(ムサシボウベンケイ)」は道行く人を襲い、通りかかった帯刀の武者と決闘して、999本目まで集めた。五条大橋で1000本目を奪おうとしていたとき、笛を吹きつつ通りすがる義経と出会う。弁慶は太刀をかけて挑みかかるが、欄干を飛び交う身軽な義経にかなわず、返り討ちに遭った。弁慶は降参して、それ以来義経の家来となった。この決闘は後世の創作で当時五条大橋はまだなく、決闘の場所も『義経記(ギケイキ)』では清水寺での出来事とされている。また、現在の松原通が当時の「五条通り」であり、また、旧五条通「西洞院(ニシノトウイン)」に五条天神社が存在し、そこに架かる橋であったとも言われている。決闘の場所を五条大橋とするのは、明治の伽噺作家「巌谷小波(イワヤサザナミ)」の書いた『日本昔噺』によるもので、『尋常小学唱歌』の「牛若丸」もこれに従っている。

出典:
Wikipedia「源義経」「武蔵坊弁慶」

作者ひとこと:
源義経のデザインは、漫画『鬼灯の冷徹』を参考にしました。警察の一員ということなので、近くには「烏天狗」も描いてみました。



滝夜叉姫(タキヤシャヒメ)

「平将門(タイラノマサカド)」の娘とされる、伝説上の妖術使い。本来の名は「五月姫(サツキヒメ)」という。「天慶の乱(テンギョウノラン)」にて平将門は討たれ、一族郎党は滅ぼされるが、生き残った五月姫は怨念を募らせ、貴船明神の社に丑三つ時に参るようになった。満願の二十一夜目には貴船明神の荒御霊の声が聞こえ、五月姫は妖術を授けられた。荒御霊のお告げに従って滝夜叉姫と名乗った五月姫は下総国へ戻り、相馬の城にて夜叉丸や蜘蛛丸ら手下を集め、朝廷転覆の反乱を起こした。朝廷は滝夜叉姫成敗の勅命を「大宅中将光圀(オオヤノチュウジョウミツクニ、通称太郎)と山城光成に下し、激闘の末に陰陽の術を持って滝夜叉姫を成敗した。死の間際、滝夜叉姫は改心して平将門のもとに昇天したという。伝説では妖術使いとされるが、実際は尼寺に逃げ尼として生涯を遂げている。

出典:
Wikipedia

作者ひとこと:
滝夜叉姫のデザインは、漫画『鬼灯の冷徹』を参考にしました。衣装も白で背景も白なので、髪は原作と異ない、黒にしました。近くには召喚したふうな感じで「がしゃどくろ」も描き、平将門の娘なので頭には「平家」と書かれた墓石を載せてみました。

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