自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2019年6月21日金曜日

「奇肱国人」



奇肱国人(キコウコクジン)

中国に伝わる伝説上の人種。古代中国では西方に位置する国に住んでいるとされた。古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」の海外西経によると、奇肱国は三身国(サンシンコク)・一臂国(イッピコク)の北にあり、奇肱国人は人間に似た姿をしているが、腕は一つしか無く、顔には目が三つある。馬に乗って移動する。類書である王圻の「三才図会(サンサイズエ)」では奇肱国人は殷の湯王の時代に飛車(風力によって動く乗物。空中を飛行する事が出来る車)を造り、奇肱国人はそれに乗って移動した事があるという解説が記されている。三才図会では奇肱国人がどのような姿をしているのかといった描写は無く、載せられている絵では通常の人間の姿で描かれている。日本の「和漢三才図会」や奈良絵本「異国物語」などでも、この解説や描写は使われている。ホルヘ・ルイス・ボルヘスの「幻獣辞典」では三眼一臂で飛車というものに乗るという「太平広記」に収録された古文を典拠とした解説が記されている。

出典:
Wikipedia
コトバンク

作者ひとこと:
奇肱国人のデザインは、三眼一臂の姿で背に飛車を表す羽根の生えた車輪を描きました。飛車を造ったというので、手に金槌を持たせてみました。

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