自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2019年8月21日水曜日

「ラムバー」



ラムバー

インド神話に登場する、女性のみ存在する水の精の種族アプサラスの一人。ラムバーは神々とアスラが協力して不老不死の霊薬アムリタを作り出すために行った「乳海攪拌(ニュウカイカクハン)」の際に生まれた。ラムバーは大変な美貌の持ち主であった為に、天空神であり雷神であるインドラの策略に彼女が利用された。「パドマ・プラーナ」によると、旱魃を引き起こす巨大な蛇の怪物ヴリトラの殺害を図ったインドラはラムバーに、バラモンでもあったヴリトラを誘惑させ、本来バラモンには禁じられているスラー酒をヴリトラが飲む様にそそのかすよう命じた。ラムバーに誘惑され、スラー酒を飲んだヴリトラは失神し、その隙にインドラはヴリトラを殺した。またラムバーは、聖仙ヴィシュヴァーミトラを誘惑した事もある。ヴィシュヴァーミトラの強大な力を恐れていたインドラはヴィシュヴァーミトラが大苦行に臨んだ時に、その大苦行を妨害する為にラムバーを遣わしたのだった。ラムバーはカッコウに変身したインドラに見守られながらヴィシュヴァーミトラに近づいたが、聖仙はインドラの策略だと見抜き激怒。ヴィシュヴァーミトラはラムバーに呪いをかけて、彼女を1年(1万年とも)の間、大理石に変えてしまった。叙事詩ラーマーヤナではラムバーは富と財宝の神にしてヤクシャ族(夜叉)の王クベーラの息子ナラクーバラの妻とされている。ある時、ラムバーは羅刹王ラーヴァナに犯された事もあった。ラーヴァナはラムバーを一目見て、その美しさに心惹かれて彼女を自分のものにしようとした。ラムバーは、自分はラーヴァナの兄弟であるクベーラの息子の妻だと言って拒んだが、ラーヴァナは「アプサラスには夫などいない」と彼女の言葉を聞き入れなかった。この事実を知ったナラクーバラはラーヴァナに「女性から同意を得ずに犯したなら頭が裂ける」という呪いをかけた。このため後にラーヴァナがラーマ王子の妃シーターを攫った時にもシーターを強引に汚す事が出来ず、シーターの貞操は守られた。また「ヴィシュヌ・プラーナ」ではラムバーは太陽神スーリヤの馬車に同乗する12人のアプサラスの一人とされる。仏教ではラムバーは、法華経陀羅尼品に登場する、法華経(ホケキョウ)を所持し伝える者を守護する10人の女性の鬼神「十羅刹女(ジュウラセツニョ)」の一人とされる。ラムバーは漢訳では名前を「藍婆」、「有結縛」という。ラムバーは仏法に帰依する前は様々な生きとし生けるもの(衆生)に纏わり付いたり、相手を束縛したりして殺害し命を取る女性の鬼神であったとされる。藍婆(ラムバー)は甲冑を身に付け、剣と経巻を持った女性の姿をしている。

出典:
Wikipedia
仏様の世界
萌える! インド神話の女神事典(ホビージャパン)

作者ひとこと:
ラムバーのデザインは、剣と経巻を手に持った裸体の天女の姿に描きました。

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