自己紹介

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(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2020年2月17日月曜日

「駒形大神」



駒形大神(コマガタノオオカミ)<駒形神(コマガタシン)>

日本において信仰される神の一柱で、岩手県にある神社、駒形神社(奥州市水沢中上野町の本社、胆沢郡金ヶ崎町西根の駒ヶ岳山頂の奥宮、胆沢郡金ヶ崎町西根雛子沢の里宮からなる)に主祭神として祀られている。また、岩手県の駒形神社を本源として、駒形神社は日本各地にあり、中部・関東から東北にかけて広く分布している。それらの駒形神社の主祭神も駒形大神(駒形大明神とも)である。現在、駒形神社の祭神として、天照大御神(アマテラスオオミカミ)、天之常立神(アメノトコタチノカミ)、国狭立尊(クニノサタチノミコト)、吾勝尊(アカツノミコト※天之忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)の事)置瀬尊(オキセノミコト※瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の事)、彦火尊(ヒコホノミコト※彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト))の6柱の神々の総称を駒形大神としているが、これは江戸時代以降の事である。本来の駒形大神は、駒ヶ岳の神霊であり、その駒ヶ岳の神霊である御神体と駒形大神を祀った社が、駒形神社である。その駒形大神をどの人格神に比定するかは諸説が多く、今の駒形神社に祀られている6柱の神々の総称を駒形大神とする説や、駒形大神は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)であるという説、駒形大神は天照大御神であるという説、駒形大神は天忍穂耳尊であるという説がある。また駒形大神は馬の守護神である。その事から元来の駒形大神は、駒ヶ岳を御神体として神の乗る神馬、その神馬により神の降臨を願う信仰に端を発する神であるという説もある。また馬の守護神である駒形大神を祀る駒形神社が東日本、特に岩手県と宮城県に集中しているが、古代にこの一帯が馬、特に軍馬の生産地であり、そこに祀られた駒形大神は馬、特に軍馬の守護神とされたとも考えられる。また神仏習合では駒形大神は、馬頭観音や大日如来と習合していた。

出典:
Wikipedia(「駒形神社」のページ)
神魔精妖名辞典

作者ひとこと:
駒形大神のデザインは、雲の中から頭を出している神の姿に描きました。駒形大神の顔は習合した馬頭観音の顔を意識して忿怒の顔にしました。

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