自己紹介

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(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2020年2月22日土曜日

「國懸大神」



國懸大神(クニカカスノオオカミ)

日本において信仰される神の一柱で、和歌山県和歌山市にある神社、國懸神宮に主祭神として祀られている。なお、國懸神宮と「日前大神(ヒノクマノオオカミ)」を主祭神として祀る、日前神宮とは、一つの境内に日前神宮・国懸神宮の二つ神社があり、この二社を総称して「日前宮(ニチゼングウ)」或いは名草宮とも呼ばれる。國懸大神は「日矛鏡(ヒボコノカガミ)」という鏡を御神体として奉祀されている神である。この日矛鏡とは、「岩戸隠れ」の神話において、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が岩窟に閉じ籠ると、世界が闇に包まれてしまった。これを解決する為に、知恵を司る神「思兼命(オモイカネノミコト)」の発案によって様々な儀式が行われるが、「石凝姥命(イシコリドメノミコト)」という女神による鏡の鋳造も、その一環であった。石凝姥命は高天原にある「天香山(アメノカグヤマ)」から採取した銅で鏡を作った。そうして石凝姥命が造った鏡「八咫鏡(ヤタノカガミ)」は三種の神器の内の一つであり、天照大御神の御神体として伊勢神宮の内宮に奉安されている。その八咫鏡を造るに先立って石凝姥命が造った鏡が二枚あり、その二枚の鏡を「日矛鏡」と「日像鏡(ヒガタノカガミ」という。その二枚の鏡の内、日矛鏡を御神体として國懸大神は奉安されており、天照大御神の御神体である八咫鏡に先立って造られた鏡である事から、その日矛鏡と、日矛鏡を御神体とする神である國懸大神は、天照大御神の前霊(サキミタマ)であるとされ、多くの人々から尊崇されている。また、國懸大神は天照大御神の別名であるともされる。しかし國懸大神が天照大御神の別名とされる事については諸説あり、國懸大神が天照大御神の別名では無いとする説では、國懸大神は、天照大御神の御神体である八咫鏡と同等のものとされる日矛鏡を御神体としている事から、國懸大神はそれだけ重要な神とされ、準皇祖神の扱いを受けていた神であるとする説がある。また、伊勢国が大和国への東の出口に対して、日前神宮・国懸神宮は西の出口にある為、伊勢神宮とほぼ同等の力を持っていたとする説もある。

出典:
Wikipedia(「日前神宮・國懸神宮」のページ)
日前神宮・国懸神宮 公式サイト
週刊 日本の神社 第90号「日前神宮・国懸神宮」(デアゴスティーニ・ジャパン)

作者ひとこと:
国懸大神のデザインは、日矛鏡を御神体としている神なので、頭が鏡の様な、体に勾玉を付けた機械的な姿の神に描きました。

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