自己紹介
このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。
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2020年2月18日火曜日
「大物忌神」
大物忌神(オオモノイミノカミ)<大物忌明神(オオモノイミミョウジン)、大物忌大神(オオモノイミノオオカミ)、大物忌命(オオモノイミノミコト)>
山形県の鳥海山頂にある「鳥海山大物忌神社」を中心に祀られている日本の神。名前が初めて文献に登場するのは「続日本紀(ショクニホンギ)」巻七、承和5(838)年の条である。「物忌」という言葉には穢してはならぬ山、禁忌の山という意味が込められているという。また「大物忌」とは天照大御神の朝夕の大御饌(おおみけ=お供え)を指すため、食物神である「宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)<倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)>」と同一神とされ、鳥海山大物忌神社の社伝では、伊勢神宮の外宮に祀られている「豊受大神(トヨウケノオオカミ)」と同神としている。また、奈良県にある「廣瀬大社(ヒロセタイシャ)」の主祭神である「若宇加能売命(ワカウカノメノミコト)」は「日本書紀」によれば「大忌神(オオイミノカミ)といい、東京都にある「物忌奈命神社(モノイミナノミコトジンジャ)」の主祭神である「物忌奈命」と合わせて同一神ではないかと、鈴木重胤(スズキシゲタネ)の「日本書紀伝(ニホンショキデン)」で論じている。豊富な湧き水に恵まれた鳥海山の神霊は、水神および農業神の性格を持っており、日本海に暮らす漁師にとっては豊漁の神でもあった。また軍事的・政治的な側面から見れば、ヤマト王権の支配圏の北辺にあることから、大物忌神は国家を守る神ともされた。鳥海山は火山であり、噴火は大物忌神の怒りであると考えられ、噴火のたびにより高い神階が授けられた。
出典:
Wikipedia
神魔精妖名辞典
週刊 日本の神社 第87号「鳥海山大物忌神社」(デアゴスティーニ・ジャパン)
作者ひとこと:
大物忌神のデザインは、大物忌神が鳥海山の神霊なので、雄大な鳥海山を表す雲と、噴火を表す火を付けている神の姿に描きました。顔の模様は大物忌神の「大」の漢字の様になっています。
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