ニエ
タイ、ラオス、ベトナム、ミャンマー、中国の雲南省に居住している少数民族のラフ族(タイでは「ムッソー」と呼ばれる)に伝わる精霊。ニエはあらゆる無生物の中に潜んでいる精霊であるという。時には、このニエが人間の中に入り込んでしまう時があり、ニエに入り込まれてしまった人間は狼の様に遠吠えするようになるという。この狼憑きの様な状態を「タウ」と呼ぶ。ラフ族の人々は、この様々な物の中に潜む精霊ニエを信じ、ラフ族の村では首長と共に、「ポー・クー」という宗教的指導者の権威が高い。
出典:
幻想世界神話辞典
作者ひとこと:
コトバンクニエのデザインは、ペラペラの人型の姿をした精霊に描きました。
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