シレウェ・ナザラタ
インドネシアのニアス島の神話に登場する、全ての生命を象徴する女神。シレウェ・ナザラタは至高神「ロワラニ」の妻である。この女神は月を住処としている。シレウェ・ナザラタは「恐れられるもの」という別名を持つにも関わらず、人々を助ける女神である。別伝では彼女は、夫のロワラニの傍らに座しているとも言われている。しかし一方ではシレウェ・ナザラタは地震に関係する女神であるともされる。ある時、シレウェ・ナザラタが世界の輪を蛇に変えたため、地震が起きるようになったと言われている。また、かつてニアス島ではシレウェ・ナザラタを中心に宗教集団が作られ、女神シレウェ・ナザラタのために儀礼などが行われていた。
出典:
神様コレクション
Wikipedia(「ニアス島」のページ)
神魔精妖名辞典
東洋神名事典(新紀元社)
作者ひとこと:
シレウェ・ナザラタのデザインは、月の上にいる人頭蛇身の女神の姿に描きました。神話では世界の輪を蛇に変えた女神ですが、彼女自身も天界にいる龍の様な蛇の様な姿の女神、というイメージで描いてみました。
0 件のコメント:
コメントを投稿