タンドハン
インドネシア、マレーシア、ブルネイの3カ国の領土であるボルネオ島の北部、マレーシア領サバ州に居住する民族・ドゥスン族の神話に登場する魔物。タンドハンは死体を攫う悪霊の一種で、怪鳥の姿をしている。タンドハンは雲から下りて来て死体を捕らえ、そのまま海の真ん中まで咥えて行き、その咥えていた死体を海に投げ入れ、魚達の餌食にさせる。ドゥスン族には他にも「長髪の飛ぶ首」や「人食い人形」という悪霊達も伝わっている。これらの悪霊達から死体を守るため、ドゥスン族では二振りの山刀を遺体の上にのせる風習がある。タンドハンは、タンダハウとも呼ばれており、タンダハウは死体を攫う魔物の内の一種で、タンダハウは雲から降りてきて死体を攫い、その死体を細切れにして海の上に落とす。すると、細切れにされた死体は魚に変化する。タンダハウは、この死体から変化した魚を食べる。
出典:
幻想世界神話辞典
幻想動物の事典
作者ひとこと:
タンドハンのデザインは、このタンドハンが怪鳥の姿をしているというので、怪鳥から連想して、プテラノドンの様な翼竜の姿をイメージして描きました。
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