自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2018年4月22日日曜日

「たんたん坊」と「白澤」



たんたん坊(タンタンボウ)<やにやに坊>

名前が指すように、痰(タン)を飛ばして攻撃する妖怪。水木しげるが創作した、妖怪城の主である。「二口女(フタクチオンナ)<大口女(オオクチオンナ)>」や「鎌鼬(カマイタチ)」などと行動を共にすることが多く、目やにを飛ばして攻撃する「やにやに坊(ヤニヤニボウ)」と同一視される。容姿が似ている「大かむろ(オオカムロ)」も、おそらく水木しげるの創作と思われ、その原典となったのは「速水春暁斎(ハヤミシュンギョウサイ)」の『絵本小夜時雨(エホンサヨシグレ)』に登場する、狸が化けた首だけの妖怪とされている。しかし原典とは名前が異なり、全くの別物であると考えられる。

出典:
Wikipedia
ピクシブ百科事典

作者ひとこと:
たんたん坊のデザインは、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を参考にしました。背景には妖怪城とカマイタチの姿も描いてみました。



白澤(ハクタク)<白沢>

中国に伝わる、人語を解し万物に精通するとされる聖獣。『三才図会(サンサイズエ)』によると、「東望山」に白澤と呼ぶ獣が住んでいた。白澤は人間の言葉を操り、治めるものが有徳であれば姿をみせたと言う。しかし『佩文韻府(ハイブンインプ)』や『淵鑑類函(エンカンルイカン)』では、これを『山海経(センガイキョウ)』からの引用とするが、実際の『山海経』に、このような文はない。徳の高い為政者の治世に姿を現すのは、麒麟(キリン)や鳳凰(ホウオウ)に似ている。日本では『和漢三才図会(ワカンサンサイズエ)』にも描かれているが、獅子に似た姿である。「鳥山石燕(トリヤマセキエン)」は『今昔百鬼拾遺(コンジャクヒャッキシュウイ)』でこれを取り上げているが、その姿は1対の牛に似た角をいただき、下顎に山羊髭を蓄え、額にも瞳を持つ3眼、さらには左右の胴体に3眼を描き入れており、合わせて9眼として描いている。白澤が3眼以上の眼を持つ姿は石燕以降と推測され、それより前には3眼以上の眼は確認できない。たとえば『怪奇鳥獣図巻(カイキチョウジュウズカン)』(出版は江戸時代だが、より古い中国の書物を参考に描かれた可能性が高い)の白澤は2眼である。この白澤は、麒麟の体躯を頑丈にしたような姿で描かれている。

出典:
Wikipedia

作者ひとこと:
アニメ『鬼灯の冷徹』第弐期その弐の第2話は、前後半どちらも洋服についての話が登場する回でした。なぜか『鬼灯の冷徹』では鬼灯とともに、ファッションセンスのないキャラクターとして描かれていますね。ということで、今回は白澤を描いてみました。漫画のイメージを残しつつ、変化する途中のイメージでデザインしました。大きく描くことで、色々ごまかしました(*ゝω・)てへぺろ☆

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