自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2021年12月11日土曜日

「エクエク」


エクエク

フィリピンに伝わる吸血鬼の一種。エクエクは翼を生やした人型の怪物で、口には嘴がある。このエクエクという怪物は、血と肉を求めており、夜中に獲物を探して飛び回る。エクエクの口にある嘴は広がった嘴である。夜中、獲物を求めて飛び回るエクエクは、時に大型の鳥やコウモリに変化して飛び回る事もある。エクエクは寝ている妊婦を探し、獲物となる妊婦を見つけると、嘴を長く伸ばして、膣の中に挿し込むと、胎児の血を吸いとって殺してしまう。エクエクという名前は、この怪物が「エクエク」と鳴き声を上げる事から名付けられたが、不思議な事に、エクエクが遠くで鳴いている時に、その鳴き声は大きく聞こえ、逆にエクエクが近くで鳴いている時には、その鳴き声は微かにしか聞こえない。こうしてエクエクは、鳴き声が小さくなったからと言って、エクエクが遠くに去って行ったと獲物に油断させるわけである。この伝承と少し違った特徴を持った吸血鬼としてもエクエクは伝わっている。それによると、エクエクは半人半鳥の吸血鬼で、夜中に鳥やコウモリに変化して闇夜を飛び回る。民家の屋根の隙間から、まるでゾウの様に長く伸ばした鼻を、民家の中にいる妊婦の膣内に挿入し、「エクエク」と鳴き声を発しながら、胎児の生き血を啜るとも伝わっている。またエクエクは、長い舌で妊婦の中の胎児の血を「エックエックエック」と音を立てて吸って殺してしまう吸血鬼であるとも伝わっている。

出典:
ファンタジィ事典
犬のクンクンby河村賢一
ピクシブ百科事典(「アスワング」のページ)

作者ひとこと:
エクエクのデザインは、両手がコウモリの様な翼になっている魔物の姿に描きました。獲物を襲う時は、鼻がゾウの鼻の様に長く伸びて、妊婦の膣内に挿入するイメージです。

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