自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2021年12月18日土曜日

「スンダン・ボロン」


スンダン・ボロン

インドネシアに伝わる幽霊の一種。スンダン・ボロンは美しい長い髪を持った女性で、長い白いドレスに身を包んでいるという姿をしている。ドレスを着ている為一目では分からないが、実は彼女の背中には大きな穴がぽっかりと空いている(別の説では、胴に風穴が開いているとも言われている)。スンダン・ボロンは妊娠中に死んだ女性がなる幽霊とされており、彼女の背中の穴は、赤ん坊が墓の中で背中を突き破って産まれ出た時の穴であると言われている。スンダン・ボロンは生きている人間の男性を誘惑する。男性を誘惑する時、背中の穴は長い黒髪や、着ている白いドレスで隠している。スンダン・ボロンに誘惑された男性は、最初は普通の女性だと思っているが、彼女の背中の穴に気付き、相手の女性がスンダン・ボロンである事が分かる。また、スンダン・ボロンの容姿に魅了された男性が、スンダン・ボロンだと気付かずに彼女にアプローチしてくると、彼女は突然背中を男性に向けて、その穴の開いた背中を露わにして、相手を驚かせる事もある。スンダン・ボロンは、人間の幼い子供を攫って行く事もある。また別の説ではスンダン・ボロンは、強姦されて自殺した女性が幽霊になったものであるとも言われている。

出典:
ファンタジィ事典(「スンデル・ボロン」のページ)
ピクシブ百科事典(「ポンティアナ」のページ)
Wikipedia(「ポンティアナック(伝承)」のページ)

作者ひとこと:
スンダン・ボロンのデザインは、白いドレスに身を包み、手に長い爪を生やした女性の妖怪の姿に描きました。

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